業務用エアコン天井に埋め込んだり、吊り下げて使うタイプが主流ですが、設置にはいくつかの要件があります。埋め込み形は天井内部に空間が必要なので、穴が開いていなかったり、穴が開けられない場合は設置が難しいです。吊り形の業務用エアコンは、内部に設置するための空間を確保する必要はありませんが、重量に耐えられるだけの強度が必要です。本体重量は最低でも20kg、大型の製品だと40kgを超えることもあるので、落下の恐れがないか強度を確認することが大切です。

吊り形は、天井にボルトを打ち込んでそこに業務用エアコンを固定しますから、打ち込みに耐えられる強度も不可欠です。打ち込もうとすると崩れるようであれば、取付作業を中断して、安全確認と確保を行う必要があります。天井の吹出口の位置に業務用エアコンを埋め込むのが難しくても、ビルトイン形なら設置できる可能性が考えられます。ビルトイン形は本体を吹出口から離して設置できるので、離れていても空間が確保できれば、取付けることが可能です。

本体と吹出口はダクトで繋ぐので、経路が曲がりくねっていても大丈夫です。天井取付の業務用エアコンは、室内機の設置を優先して考えがちですが、室外機が設置できるかについても忘れてはいけないです。室内機と室外機の距離が離れると、性能が低下することになるので、極力近い位置に設置して接続するのが望ましいです。地面に直置きの他にも、壁や屋根に設置する方法がありますから、空間や強度と相談して決めることが重要です。

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